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2018年08月26日

明日から

三連休頂きます。

 

私は海に遊び、山に籠ります。

 

ウチの新人が実家に帰ると言うので、またヒッチハイクで帰ってもらいます。

 

ヒッチハイクって、意外と深いのですよ。

まずは辛抱強くニコニコしながら感じ良くクソ暑い中に乗せてくれる車を探す。

待つ。

そして乗せてくれるような人は、情け深い人か、誰かと話すのが好きな人、もしくは一人での運転が嫌で話し相手が欲しい人です。

そう言う人と道中途切れないように雑談すると言うのが難しい。

 

わたしは昔、リヨンからマルセイユまでヒッチハイクしたことがありましたが、ドイツ系フランス人トラック野郎と5時間もタイマントークで、ほぼ話せないフランス語を駆使して、日本のこと、これからフランス料理のコックさんになりたいことなどをたどたどしく話した覚えがあります。

 

それは成功体験として私の自信として蓄積されてます。

 

まあ、そこまでの体験してこい、って話ではないですが、とりあえず接客業としては雑談力を鍛えてこい、という社長命令ですね。

 

 

こう言う事を書くと、ネット民からパワハラとか言われるんでしょうか。

面倒くさい世の中です。

何か嫌になった事があるときは

この本を読んでください。

 

 

仕事がなかなか上手くいかないとか、勉強が手につかないとか、彼女にフラれたとか、息子に嫌われたとか、振り返ってみればなんてことない事だったのに、その時は必死に悩んで苦しんで悶々として人生に絶望していた事って誰にでもあるでしょう。

 

 

そんな時にこそ、こんな本を読むと元気になりますよ。

 

おいおい、まじかよ。40歳過ぎてもこんなに本気で馬鹿馬鹿しいことをやる人が居るんだ、って事を知ってほしい。

 

あなたの悩みは切実かもしれないけれど、結局なんとかなっちゃうよ。

そんな気がしてきます。

 

 

この本は、とにかく馬鹿馬鹿しい事を本気でやってきた2人の対談集。

 

 

ここ最近、世の中がなんだか窮屈に思えてならないのは私だけではないでしょう。

もっと馬鹿な大人がいてもいいと思うのですよ。

いや、皆さん、馬鹿な事をする事に怯えてませんか?

本当にくだらないことを、どれだけ真剣に出来たかで人生の裾野は広がり、高い山になるのではないかと思うのです。

 

昔は本当に馬鹿な大人が私の周りにたくさん居ました。

 

 

この辺の話は面白いけど長いので、別の機会にじっくりと書かせていただきます。

 

 

2018年08月25日

明日

ディナーにお越し下さる方で、ターブルの新商品のモニターになってくださる方いませんかねー。

 

ディナー予約フォームにモニター参加欄がありますんで、そちらから入ってください。

いつもと同じコース料金、内容でお土産として新作のビン詰のパテをお渡しします。

 

後ほどメールでアンケートにお答えいただければと。

 

 

今、ご予約くださっている方の変更でも大丈夫です。

 

 

新作として、ブーダンノワールのテリーヌ

豚のロニョン詰めたウズラのロースト

鳥とトランペット、フォアグラのテリーヌあります。

 

 

なにやら、このモニターパターンが好評でして、農家さんからコレをモニターしてほしいって話がいくつか来てます。

 

例えば、秋田県の比内地鶏の新種のモニターです。

これは11月には出荷できるというので、そのあたりめがけて、またモニター募集を仕込もうかと思ってます。

 

農家さんからすると、自分が育てた野菜や肉を食べてもらって直接声が聞ける、そして私がどんな料理にしたのか、メニューが参考になるそうです。

お客さんは、まだ一般に出てないモノを一足先に食べられる。

 

これでみんなハッピーになるなら、もっと早くやるべきでした。

 

という事で、明日のディナーよろしくお願いします。

 

行ってしまった

台風が去ってしまい、残ったのは白い泡ばかりの波です。

 

明後日からプチバカンスを三日間頂きますが、さて海か山か。

 

後半は山に籠る予定なので、初日は出来ればサーフィンしたいです。

 

いや、せっかくだから山三昧でも良いのでは?

 

丹沢縦走してこようかな。

 

塔ノ岳までは行ったけど、その向こうの丹沢山にはまだ行ってない。

 

ヤビツ峠からの丹沢山は、鎖場や岩場があってなかなかデンジャラスなので魅力的。

 

 

ヤビツまで自転車でヒーコラ登って、そのから登山てのも乙です。

 

 

 

 

今日、高知県オーガニック農家さんが食事に来てくれました。

先日の台風は大丈夫だったようです。

お話する中で印象深かったのは、

台風が来たらTSUTAYAに行って映画とエロビデオ借りてくるですよ。(エロビデオとは言ってない)

自然に逆らっても駄目、台風に対抗するんではなく、諦める事。

ある程度野菜がダメになるのは前提でやらないとオーガニック農業は出来ませんよ。

 

との事。

 

バスクで放牧フォアグラ作ってる人も、放牧している以上、狐や野犬に鴨を食われるのは仕方ない、そうでなければ自然とは言えない。

 

深い話を聞けました。

 

人間にとっての自然な形とは一体なんなのでしょう。

都市に生活していると、死というものを意識することが極端に少なくなります。

いや、死を遠ざけるために都市が形成されるのでしょう。

 

そこからはみ出して、わざわざデカイ山に登ったり、ウキウキしながら台風で荒れ狂う海に入ったりしたくなるのかもしれません。

 

では、なぜ山に登るのか?

それは、なぜあなたは生きているのですか?

という質問と同じなのでしょう。

 

 

 

 

 

2018年08月24日

料理人て

文章書く人が少ないのは何故なのでしょう。

 

わざわざこんな仕事やるのって、どちらかというと、修行とか苦役とかのジャンルに近い気がするので、山とか自転車とかサーフィンとかと同じ線状にある自己表現の一形状のように思うんですよね。

 

そこいくとやはりT師匠は頭抜けてます。

 

私は今、料理本の解説をせっせと書いてますが、あまりにも真面目なことばかり書いているので、バランス取るためにブログではどうでもいい事ばかり書いて精神を保っております。

 

そう、仕方なくこんな下品なブログを書いているのです。

税務署の怖いおじさんも私のアリバイチェックして、関係ない所でクスクス笑っているという奇怪なブログなのです。

 

 

いきなりですが

NHKの番組が立て続けに2本決まりました。

 

進行がゆっくりなのでまだまだ先ですが、テキストとテレビの二本立てが2セットです。

 

 

まだ私の賞味期限は切れてないようです。

 

むしろ、40歳を迎え、ボクちゃんこれからが食べごろです。

2018年08月23日

リリースしました

https://or-waste.com/?p=1960

 

今回は阿寒湖、摩周湖という圧倒的な大自然の中を自転車で走り、見て、感じ、聞き、食べる内容です。

 

 

 

 

アイヌのカルチャーにも触れます。

アイヌ文化はイヌイットと同じく極北の狩猟採集生活文化です。

その歴史は壮絶で、今を生きる日本人として知っておきたい大切なことだと思います。

 

詳しくはサイトの情報をご確認ください。

 

来月、下見に行ってきます。

 

 

乳飲み子牛

地味にやってます。

ニュージーランド産です。

生後2週間とか。

 

ヨーロッパ産で純粋に乳だけで育った子牛ってのは今現在フランスにも無いのです。

 

EUではアニマルウェルフェア(動物福祉)や倫理的な観点から少し草や穀物与えてからの屠畜となるのだそうです。

 

 

今読んでいる本が正にその辺りを鋭く切り込む内容なのですが、これは非常に難しいというか、なんとも言えないモヤっとした心持ちになります。

 

 

 

 

 

どうせ殺すんだからなんでもいいでしょ、

と、コンクリートみたいに無機質に捉えるのか、

少しでも太陽浴びてから穀物食べてから殺す方が倫理的でしょ。

 

と、人間の勝手な倫理観を押し付ける方がいいのか。

 

屠畜の仕方にも色々あるようで、例えばハラールというイスラム中心の考え方からすると、家畜が苦しまないように殺さなくてはならないそうです。

ハラールという言葉自体が倫理的、という意味なんだそうです。

電気ショックで気絶させてから絶命させるか、鋭い刃物で首を動脈から気管支まで一気に切ることで苦しまずに絶命させるか、それともバタバタしている動物や頭に銃弾を撃ち込んで一瞬で脳と神経を破壊されするのか。

 

興奮してアドレナリンが出ると肉質が落ちるので、一瞬で絶命するのが良いそうです。

 

 

 

何をしても殺すことには変わりないんです。

その時苦しかったかどうかを死んだ動物に問いかけても無意味、ただの欺瞞だと思うのです。

倫理的という言葉を盾にしてみたくないものを見てないだけ、こちらの一方的な想像と価値観の押し付けで安心したいだけなのではないのか?

 

そもそも、屠畜とか屠殺とか倫理的とかハラールとか言ったところで、私たちが直接手を汚して生き物を殺すわけでは無く、言ってみればそうした命のやり取りをアウトソーシングしているだけの話。

 

その事実に蓋をして殺し方がどうのこうの、味がどうのと議論する事になんの意味があるのでしょうか。

 

自分たちで面倒見れなくなった犬猫は毎日毎日保健所で殺害され可燃ゴミにされています。

 

 

料理に携わる人間は豚の屠殺場に行くべきで、さっきまで生きていた熱い内臓の温度を持った鹿肉を捌いて料理をするべきです。

 

 

 

 

いただきます、美味しいな、不味いな、

 

 

 

の前には必ず屠殺があります。

 

売られている肉や皿に乗っている肉が動物の死体であることも私たちは忘れてしまっています。

 

言い換えれば、動物を殺す事の痛みや罪悪感をどこか遠くに追いやり、自らはそれが見えない所で自己保身を図って、生死を分かつという生身の経験を自分の中に蓄積する事なく、そのモノの良し悪しを語っているのです。

 

 

より倫理的だと思われる価値観で殺された動物から作られた食べ物や衣服を買い、それを簡単に無駄にしていたらそれは倫理的であるとも思いません。

 

動物は自分が大人になる前に殺されて人間に食べられることを知っているのだろうか。

殺されるために産まれる動物にしあわせな死に方があるのだろうか。

 

 

死というものを、もっと可視化すべきではないでしょうか。

 

 

やばい

サーフィンや登山ばかりやっているので体重が65キロを突破。

 

こんなに増量したのは何年振り?

 

てか、初めてかも。

 

トライアスロンの時は体重増やすのが苦しかったけれど、こんなに一気に増えるとは。

 

 

涼しくなってきたので、そろそろ練習して再開しようかな。

 

 

いい加減に引っ込みつかなくなってきたので、今年はとにかく少しづつベースを作り込まないと。

 

このままではアスリートシェフの肩書きがただのお飾りになってしまう…

2018年08月22日

朗報です。

豚の血が再開されました。

 

今日、ちょうど入荷したので、明日の撮影ついでにブーダンノワール仕込みますね。

 

今回はソーセージではなく、型で焼いて温かいテリーヌとして出します。

 

今までは沖縄産でしたが、衛生的に事故ったらしく、長らく販売も使用も禁止でした。

 

 

 

 

今日のものはフランス産です。

これで胸張ってブーダン作れますわ。

 

明日作って明日出せるかなぁ。

 

ご予約お待ちしてますね。

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