2019年07月21日

タイミング良く

今日は選挙です。

日々の買い物という投票行為を積み重ねて未来へ繋がる選択を日々したいものです。

何を買うか、何を買わないのか。

私達の選択に見えない犠牲があるとすれば、直視し、考え、議論し、今夜の夕飯の買い物という投票行動からでも世の中は変えられると信じています。

 

https://miraimedia.asahi.com/tairyohaiki/

選挙ですね。

選挙に行ったらドリンクとかサービスします、って言う飲食店があるとか?

 

それっておかしくないですか?

持っている権利を行使しただけであり、それを集客に使うというのは私には理解できません。

しかも、その店を褒めそやして、いいね!みたいになってる状況ってかなりヤバいと思います。

言葉が悪いですけど、お客さんを馬鹿にしないで欲しいし、お客さんを甘やかさないで欲しい。

投票は平等な権利でしょ?

参院選もいいですけど、日々の買い物がもっと重要で身近な投票行動だと思うのです。

何を買って、何を買わないのか。

簡単に手に入るモノは簡単に捨てられる。

こうやって集客や売上がほしくて、聞こえのいいサービスホイホイを色々し尽くした結果が今のブラック労働で大量ロスで出口のないデフレな世の中です。

 

 

選挙というテーマについて考えるとき、例えばパタゴニアが選挙について考えるために店舗を一斉休業するという事と、飲食店が投票した人にサービスするというのは、本質的に意味合いが全く違います。

 

こうやってまた私は嫌われていく。

2019年07月19日

公安から

身辺調査が入ってます。

猟銃所持に関して、荻野はどういう人間なのか、根掘り葉掘り聞いて回り、私の過去をほじくり返し、人間が人間を査定します。

ちなみに自分でも初めて自分の名前で検索かけるエゴサーチっていうんですかね、それやってみたら、興味深いワードがありました。

荻野伸也 結婚

荻野伸也 逮捕

誰ですか、こんなワードで検索した人。

まあいいや。

 

 

勿論、鉄砲は危険なモノなのでそれなりに良識ある人間でなければならないのは理解できますが、何かコトを起こそうとするならば手間がかかり、アシの付きやすい鉄砲なんて使いません。

人やモノを破壊しようと思うなら車でもフライパンでも片手鍋でも、もっと手軽に包丁なんてどこでも売ってますし、うちのレストランだけで50本くらいあります。

 

銃というものにここまでの制限をかけるのは一体何が問題なのかと思ってしまいますね。

 

役所でもらう身分証明書なる書類や個人情報丸出しの提出資料の中にあって住民票にはマイナンバーの記載が無いものに限る、とかいう意味不明なシステム。

そして書類揃えて持って行ってもマニュアル的な質問があるらしく、ネチネチと色々聞かれます。

とにかく手続きが面倒で心が折れるようになってます。

これを毎年同じように警察通っていちいちやりとりするのかと思うと心が折れそうになるけど思うツボにハマりたくないので頑張ってみます。

 

ここで一つ。

面倒くさいとは一体何か。

業者さんにメール一本すれば翌日には規格品と見まごうばかりの鹿肉が到着する東京において、わざわざ狩猟免許とって鉄砲持って山に行くなんて馬鹿なの?

という至極真っ当な問い。

明らかに非効率で儲かるわけでもなく、さらには公安からも一定のマークを受けてまでやる意味があるのか、と家族にもチクリと刺されました。

 

それは畑も同じ事で、オオゼキでナスなんて幾らでも売ってて、何なら投げ売り状態で見切り品の棚にも置かれているような食材溢れる東京で働きながら藤沢で畑やる意味や作柄で一喜一憂なんて面倒くさいから普通はありません。

 

本屋に行くのが面倒臭くて、本屋に行かなければ出会えない偶然の発見や書店員の生の声、世の中の動向などは、面倒臭くないアマゾンの誘惑には勝てません。

小銭が面倒くさくてキャッシュレス。

食事すらも面倒臭いので完全食のドリンク。

挙句にはウチの若いヤツらは恋愛さえも面倒臭いらしい。

面倒臭いとは人間臭いとイコールではないか?

穴掘って埋めるビジネスから、あらゆる面倒臭いが虱潰しに探されて、面倒という人間臭さを消すファブリーズなビジネスが立ち上がり、この世の人間臭い事が全てなくなった世界を想像する事は出来るのでしょうか。

 

 

 

いきなり暑い

 

太陽が顔を出して暑くなると、決まってウチの犬は日向に出てハーハーハーと息切れしてます。

 

飼い主に似てバカなんでしょうか。

 

 

2019年07月18日

悲劇

史上稀に見る日照不足により、私の畑のズッキーニとナスが壊滅。

やはり不気味に沈黙していたナスは太陽が出てくるのを待っていたのでしょう。

ズッキーニは完全に雨にやられましたが、

サツマイモや里芋などの根菜はそんなこと知らん顔してスクスク育ってます。

 

ああああああ〜、アナタ達、ごめんよ。

という何とも言えない気持ち。

心機一転、ナスとズッキーニの畝を潰して耕し、草と蔓を緑肥にしてツルムラサキとキュウリを植えておきました。

 

 

ニュースでは天候不良で夏野菜が値段が上がる、家計を直撃!、もう大変!

ある地域で取れなくても別の産地から取り寄せれば市場はとりあえず回っていきます。

そこで頑張っても出荷出来なかった農家の絶望感は綺麗サッパリ切り落とされ、吹き出した血は家畜の断末魔の叫びと同様に蓋をしてなかったことになります。

 

その中でもなんとか出来て出荷された野菜達が高くなることは悪でしょうか。

 

天候不良で数が少なくなれば値段が上がり、天気に恵まれて数が多ければ安くなり、値段がつかないくらい沢山できてしまえば出荷すらもせずに畑に捨て置かれるか加工品に回されます。

 

ここに資本主義の限界があります。

お金とはある種、手間や時間を買うということですが、工業製品と違う自然相手の農業はコントロールできず、人間の都合などには完全に無関心です。

自然を切り開いて食べ物を作る農業に経済感覚を持ち込み過ぎれば誰もやらなくなるでしょう。

 

ある物をありがたく料理するというシンプルな事が最近は難しいと感じるようになりました。

料理人の仕事とは、一体なんなのでしょう。

 

2019年07月16日

野暮用で

都内や横浜界隈をグルグルして帰って来ると…

 

 

 

え?

マジで?

 

 

呑気にアクビしてノビをしている犬に殺意を覚えました。

 

 

2019年07月15日

正しい麻婆豆腐

陳先生は断言します。

家庭のコンロでは旨い中国料理は出来ませんねー。

圧倒的に火力が足りないねー。

との事。

 

 

世界の料理の東西で言えば、フランス料理と中国料理です。

フランス料理は弱火の料理で中国料理は強火の料理。

弱火にする事はほとんどありません。

超高温で一瞬で加熱して素材の良さを引き出します。

これは圧倒的な火力がないと不可能。

 

チンタラやると水が出てきたり、油っぽくなったり、食感が失われたりと良いことはほとんどありません。

 

陳さん風の正しい麻婆豆腐です。

ラー油と山椒がバシッと決まった仕上がり。

 

 

早速やります

今日の賄い、陳先生に麻婆豆腐をお願いすることにしました。

 

なんと、ウチの賄いボックスには豆板醤、甜麺醤、豆鼓、XO醤まで揃っているではないか。

 

一体どうすればあのようなヘタレ肉豆腐モドキが出来上がるのかが不思議でならない。

 

うちのスタッフは全員知ってますが、私の賄いに賭ける情熱は半端ではありません。

変な料理は私がマジギレします。暴れます。

お客さんにはニコニコとうすら笑顔を振りまいて良い人ぶってますが、そんな人間ではない。

普段はスタッフを社員として扱いますが、賄い当番に関しては弟子として向き合います。

弟子と社員の違いとは?

極端なこというと弟子に人権はありません。

最近は手が出ることないですが、罵声や怒号、マジギレ当たり前。

そんなに怒ります?って周りが引くくらいキレます。

 

 

極端な事を言うと、料理人はお客さんより旨いものを食ってなければいけないのです。

でなければ、絶対いい料理を作れるようにはなりません。

旨いものというのは、リッチで豪華絢爛な贅沢な料理ではなく、ジャガイモが煮崩れずにしっとりと味と火が入っている肉じゃがであり、しっかりとしたコシを備えた手打ちうどんであり、ピンピンに適切に処理されてビシッと味が決まった野菜サラダなのです。

それらは全て先人達の知恵と工夫の結晶があるからこそ、今に残り、固有名詞として現在でも食べられているわけです。

だからこそ、名前のある料理に向き合う事は重要なのです。

今日は最高の麻婆豆腐をみんなで真剣に食べたいと思います。

 

 

お客様より

麻婆豆腐童貞を捨てるなら、赤坂にある激辛麻婆に行け、なんなら新宿の某店なら同時にケツから火が吹くからそちらも同時に童貞捨てられるぞ、との事。

 

この二店でほとんど現地での体験が出来るらしいです。

私は辛いものがダメなので、もしも店が臨時休業したら、麻婆で私のアナルがガバガバになったと思ってください。

 

ウチの麻婆童貞野郎にはまだそんな本格的な料理を理解することすらも難しいので、とりあえず今週どこかで久しぶりにあの人にゲストに来て頂き、賄いで筆下ろしをお願いしようと。

そう、あの人が降臨します。

 

陳國斎先生です。

 

楽しみだなぁ。

だれか来ますか?

平日の16時半ですけど、

 

 

2019年07月14日

引き続き、干し椎茸

マイブームまで行ってないけど、結構気に入ってます。

前回は仔牛肉と仔牛レバーに干し椎茸でしたが、今回はパンタードとフォアグラに干し椎茸です。

パンタードとはホロホロ鳥と言いまして、日本では食鳥としてほとんど飼育されておらず、私達のような人間向けに岩手や青森で育てている方がいますが、量は多くないので見ることは少ないです。

味わいはニワトリとキジを足して2で割らないような、わかりにくいマニアックな素材だとヤマドリっぽい白身の鳥です。

ジビエというほどクセは無いけど独特のコクがあります。

昨日、ウチの若い奴が賄い当番だったのですが、どうやら麻婆豆腐を作ったらしいです。

らしい、というのは出てきた料理が麻婆豆腐には見えず、食べても麻婆してない白い崩れ肉豆腐のようなシロモノ。

麻婆するには豆板醤や豆鼓やなんやかんやと調味料がはいり、色が赤黒くなるのですが、それら調味料をすっ飛ばしたらしいです。

ちゃぶ台ひっくり返して大暴れしてYahoo!ニュースに

世田谷区自営業(40)中肉中背中年男性がパワハラと暴行で逮捕、

麻婆豆腐にキレる?!

の文字が頭をよぎりましたが、ここは冷静に

なんでこうなったの?

麻婆豆腐ってキチンと作ったやつたべたことないの?

もっと辛くて山椒効いててミソ的なコクがあってさ、ネギと生姜効かせてさ、豆腐はまな板で挟んで水切りしてさ…

と、オトナ風なぼくちゃん。

賄い担当は

は、は、はい…食べた事ないかも知れません…

そ、そうか…

と、私はそれ以上何も言えず。

プロとしてやっていこうとする人間が食べた事ない物を作ることほど難しく、ある種、無意味な事はありません。

味覚的な正解がわからないのですから。

ネットでどれだけレシピ調べしてみても、実物食べなければ本当の答え合わせはないのです。

昔、野ウサギのロワイヤル作った時、臭いからと試食を拒否したスタッフに私はマジギレしました。

食べるという事、味を識るという事をナメるな、と。

 

 

 

新人君が食べた事ない料理を作って残念な結果となり、食材がある意味で無駄になる事は悲しい事です。美味しく食べられるはずの食材が不味い料理となってしまったのですから。

なぜ周りの先輩達は教えてやらなかったのか、とも言えます。

毎日毎日賄い時間はガチンコ勝負、大体毎日真剣にキレてます。

 

 

 

話が逸れました。

私がここでホロホロ鳥について講釈垂れても百聞は一食に如かず、ただの中吊り広告にしかなりません。

このテリーヌは軽く発酵する程度まで寝かせて旨い長期熟成型ではなく、なるべく早く食べていただきたいフレッシュタイプですので、ドンドン出していきます。

ホロホロ鳥ってこんな味わいでフォアグラと合うのね、干し椎茸ってフランス料理になるのね、という発見の喜びを感じて頂ければ幸いです。

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