2019年06月01日
やりますか
便利な世の中なので、皮のなめし方も何となくですが、ネット見ればわかります。
ただ、見て理解したつもりでも実際やってみないと本当のところは絶対にわからないものです。
やるかやらないか、たったそれだけのこと。
やればわかるけど、やらなければいつまでもわからない。その一歩を踏み出せるかどうか。
その好奇心はやがて深い探究心と哲学に変わります。
そうなればそれが趣味だろうが仕事だろうが、人生を豊かにしてくれます。
はず。
さて、まずは冷蔵庫の奥深くで半年近く塩漬けされていた皮を恐る恐る引っ張り出して洗います。
塩漬けする前段階は前にお知られした通り、丸ごとのイノシシの皮を丁寧に剥がす作業です。
剥がした皮の皮下脂肪や肉片を削り取り、ゴミや汚れを洗います。
目黒川か多摩川が横に流れてれば楽ですね。
しっかり塩してあるので腐ってません。
まあ、腐ってても食べる物ではないのであんまり関係ないと思うんですけども。
臭いか臭くないか、ってだけです。
おそらく、乾燥とマッサージさせる段階で腐ったところは破れやすいのかな。
洗った皮をこれに漬け込みます。
アク抜きとかに使うらしいんですけど、食べ物にこういう粉末を使うことに対して物凄く抵抗感があります。
私にとって重曹すらもネガテイブです。
この溶液に皮を3日ほど漬け込んで脱水して乾燥という流れですね。
問題はこれをどこで乾燥させるのか、という事です。
店の軒先だとカラスに喰われるか、お客さんにギョッとされるか、保健所に通報されるか、公安にマークされるかのどれかでしょう。