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2019年06月21日

スズキディナー

明日明後日のスズキパイディナーのメニューを決めました。

 

・サーモンマリネ パッションフルーツのサラダ

・バスクフォアグラのコンフィとマンゴー

マグレ鴨のスモークハム添え

・スズキのパイ包み焼き

・スモモの紅茶コンポート ほうじ茶アイス

 

です。

4800円でこれならスゲーパフォーマンス高いも思いますが、特に日曜日がポッカリしてます。

 

ブイヤベースやりますよ

来週の28日のディナーはブイヤベースデイです。

 

今回もニース風です。

本家マルセイユ風は5種類の魚のみが入ったブイヤベース原理主義的な仕上がりですが、ニース風は2種類ほどの魚に加えて貝類とエビ類が入ります。

アサリ、ムール、ホタテ、そしてオマール海老です。

オマール海老は1匹まるごと、味噌もハサミもソースに溶かし込んで行くので、今回も偶数でのご予約とさせて下さい。

偶数になる事で誰か誘わないといけないので面倒ですが、美味しさを追求するにはこれしかないんです。

冷凍のオマールならいいんでしょうけど、ゴゴゴゴーと蠢いている生きた海老を使わないとあの味は出せませんので、私のワガママをよろしくお願いします。

前菜を2つ食べてもらってからメインをドーンと行きまして、シメのリゾットももちろんやります。

そのあとは南仏っぽいデセールでお茶となります。

 

6月28日なので6,280円です。

もはや私の趣味と化しており、値段もテキトーです。

夏になると、私が食べたいというより食べてもらいたいから作りたい、というコックの鑑みたいな私。

 

ズッキーニがあまりにもたくさんありますので

フェットチーネ風にヌイユ仕立てにします。

 

ソースはサフランと、ベーコン、チーズ、卵黄。

いつもの悪い癖で魚介か何か載せようかと思いましたが、敢えてシンプルにズッキーニを楽しんでもらえるように何も入れません。

 

その代わり、味の決め手となるベーコンは自家製の一ヶ月熟成です。

ベーコンを白ワインで煮込んで味を抽出し、煮詰めたものを細切りのズッキーニとあえ、卵黄を加えて濃度を出していきます。

サフランを入れる事で奥行きが出て夏野菜の味わいを楽しめる料理になります。

 

ジャック・マクシマンのニース料理をアレンジしただけですけどね。

ホルモンヌ

ウチで新卒から家畜としてブクブクと6年弱頑張ってくれたホルモンヌこと筒井ちゃんが退職し、屠殺される事なく新天地に旅立ちました。

 

私は基本的に3年したら辞めて別の所に行って下さい、と最初に話すのですが、どうやらターブルの仕事が面白くて気がついたらそんなに時間が経っていたようです。

 

何事も経験

と、よくいわれますが、経験とは一体なんでしょう。

色んな経験をするとなにがいいのでしょうか。

若い時は職種限定せずにバイトしてみても良いでしょうし、思い立ってヒッチハイクやバックパッカーになってもいいでしょう。

レストランではなく惣菜を深く掘ってみても良いでしょうし、ワインやコーヒーやデザートでも良い。

経験とは自分の可能性を広げてくれるものです。

金で買えないモノはない、との意見に賛否両論ありますが、私はそれはそれで正しい考え方だと思います。

世の中、金で買えないモノは無いんです。

そう、所詮モノなんてそんなもんです。

モノにとらわれるとは、金にとらわれる事と同義であり、モノではないなにかに価値を感じる生き方こそ深く厚みのある人生ではないか。

さまざまな経験とは自分の人生の可能性、モノではない自分なりの価値を広げてくれる唯一の方法なのではないでしょうか。

 

巣立っていく若者に恥ずかしくないオヤジでありたいものです。