2019年06月04日
宿題を終わらせるために
ハイカットの登山靴は火傷のために履けないので、残雪北岳は持ち越し。
今年の正月に登った大同心南陵を無雪期にやってみたいという宿題をやるべく。
厳冬期はガチガチに凍って登りやすいけれど、夏のクライミングは脆い岩との戦い。
大同心沢から基部まで、そこからトラバース
核心部を直登するルートも残置シュリングやペツレ、マムートの支点があってセルフビレイはとれる事は正月でわかっており、ガシガシと3p。
それにしても夜明けと同時に登り始めたので西陵は日陰で寒い。
手袋とアックス、アイゼンを使わないこの時期は岩が冷たく、指の感覚がなくなりそう。
ホールドはたくさんあり、ルートは豊富な分
崩れやすい浮石も多く、上部で落ちればあの世行き。
横岳の稜線に出ると一安心。
すぐに向こうからザワザワと声がするぞ、何だ?
ハイカーのスター、グレートトラバースの田中陽希さんがNHKカメラマン従えて硫黄岳方面から登場。
おおお、頑張ってください、と声をかけて握手。
すぐに赤岳方面に。
このあと、赤岳から権現岳方面に行かれたようです。
写真があれば良かったですね。
僕もそのまま赤岳に登頂して下山。
登りをクライミングで帰りが文三郎尾根という矛盾がなぜか許せない自分がいます。