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2018年09月22日

とんでもない本に出会ってしまった

 

台風サーフィンや、雪山登山も危険な行為ですが、読書ってのは危険極まり無い行為なのですよ。

 

出逢いが出逢いなら、その人生が変わってしまう可能性があるので、その意味では最も危険行為でしょう。

 

 

 

そして出会ってしまった。

なんだ、この本は。

 

凄すぎる。

 

やはり、阿寒のアイヌコタンに行ってから、私はおかしくなっている。

 

いや、おかしくなっているのではなく、私の生きる意味、いい人生と思えるものをやっと見つけられたのか?

 

昨日まで灰谷健次郎をオカズにしていたのに、今日はこの本。

 

そして沢木耕太郎の新刊を予約してしまった…

 

ああ、僕はバカなのだろうか…

 

 

 

 

ほとんどの哺乳類は、釉薬をかけた陶器が窯から出てくるように子宮から出てくるので、作り直そうとすれば傷ついたり壊れたりしてしまう。ところが人間は、溶融したガラスが炉から出てくるように子宮から出てくるので、驚くほど自由に曲げたり延ばしたりして成形できる。だから今日、私たちは子供をキリスト教徒にも仏教徒にもできるし、資本主義者にも社会主義者にも仕立てられるし、戦争を好むようにも平和を愛するようにも育てられる。

 

サピエンス全史より。