2018年09月09日
新作
鶏胸肉、フォアグラ、トリュフのテリーヌです。
ここ最近、出過ぎてあと少ししかありません。
来週末までは無いと思います。
湘南エリアで、カツオノエボシが発生しているらしいです。
刺されたら大変。
ウッカリ、陰茎でも刺された日にゃ、ビッグボーイや馬並み野郎って、福田さんか国見さんの奥さんあたりにイジメられてしまうでしょう。
と言うことでサーフィンはビビって、またカミさんと映画でも行こうかと。
お客さんにオヌヌメしておいて、私が観ていないという不届き千万な映画、LUCKYを観に行こうかと。
先週に引き続き、近所のマニアックなシネマカフェのセレクトが私のツボ過ぎて。
主演のお爺さんはすでにお亡くなりになっており、テーマもズバリ、死です。
最近、この手の話の映画や本ばかり読んでいる気がする…
良い人生って、なんなのでしょう?
フランス料理本の原稿を、読み返して読み返して、書いては消し、消しては書き、自己嫌悪し、自尊心を傷つけ、鬱になり、いっそ全部消えてしまえばいい、そして東芝にクレームを入れてやろう、などと考えても一向に筆は進まず、石田ゆり子と広末涼子の画像をオカズに爪を切ったり、眉毛を揃えたり、ヒゲを剃ったり、デスクの掃除をしたり、床にワックス掛けたり、溜まったメールを返信したりしていると1日が終わっていて、狼狽して、口の臭い犬に慰めてもらって寝る、というここ最近です。
人様に読んでいただけると言葉の羅列とはなにか?
お金を払って買っていただくに値する文章とは何か?
この20年、料理しかやってこなかった私、逆に言えば、20年も料理やってきた人間だからこそ絞り出される言葉ってのがあるはずなんですけどね。
いざ、各料理に対する哲学などを書こうと思っても、適当な言葉が出てきません。
書いても書いても、面白くないんです。
は?
そんな事、知ってるわい。
馬鹿にしとんのか。
って、読者に怒られそう。
かといって、説明がなければ意味不明な料理なんて料理ではないのです。
説明されれば旨く感じる料理って変でしょ?
ライオンはライオンという名前だから初めてそれがライオンだと認識出来ますが、ライオンという名前を知らないウチのガキは、ライオンの事をガオーと、象のことはパオーン、馬のことはネイネイ、犬はワンワンと呼んでました。
料理に説明や名前なんて本来必要なく、
旨いか不味いか、自分に合うか合わないか、という極めて主観的で抽象的で良いものなのです。
しかしながら、私の本である限りは私の言葉が介在しなくてはならず、
なるべく説明ではなく、私なりの勝手な主観で哲学やこだわりを言葉にして入れたいのですが、これがなかなか難しいのです。
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