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2018年06月21日

クライマーになるために

キッチンで肉焼いてる隙間時間とか、オーダー入るまでのアリバイ作りのために去年から毎日毎日このポールで懸垂してるんです。

 

 

最初は3回で限界でしたが、毎日毎日やると、意外と出来るようになるもんです。

今では連続で50回、1日に100回は出来るようになりました。

 

ただ、残念ながらそれがトライアスロンのスイムに反映されないという事もわかりました。

 

とはいえクライマーとして谷川岳の屏風岩を登る日のために鍛錬しております。

 

あ、本職はトライアスロンですよ、サーファーとか山屋とかクライマーとかは遊びです。

 

あ、本職はコックでしたね。

2日目終了

今回の撮影テーマはシャルキュトリー でした。

 

8品ほどでシャルキュトリー の真髄はなかなか伝えられず、それだけで本一冊でも足りないくらいの広がりがありますが、今回はコツを最大限お伝え出来ればと。

 

次は牛肉と仔牛肉。

これまた一冊本作れるテーマですが、コツと使いかたを見てもらえる内容にしたいです。

 

 

ん?

 

なぜここに…

 

 

2018年06月20日

未経産ホルスタイン

入荷してます。

 

ホルスタインは乳牛種なので牛乳を出すための牛です。

乳を出すということは、子牛を妊娠しなくてはいけません。人間も同じですね。

 

それをわざわざ妊娠させずに肥育した牛は臭みがなく、柔らかいまま仕上がります。

 

黒毛和牛の最高級品も未経産の処女牛というメス牛です。

 

黒毛はサシが肉全体に細かく入りますが、ホルスタインはサシは入りません。

 

肉質は柔らかく、そして水分が多く、臭みも無い。

 

今回はその牛の肩にある一部、ミスジが入荷しました。

焼肉では希少部位とされてますが肩肉の内側、綺麗に丸っと取れるフィレ肉みたいな形してます。

二本限定なのですぐ終わってしまうと思いますが、宜しければ是非。

 

 

今日から本格始動です。

昨日一昨日と死んでました。

 

内臓が復活せず、なかなかの辛い時間でした。

しかし、昨夜は焼肉食えるまで回復し、壊れた筋肉にタンパク質を補給。

 

引退するだのどうだのと言ってましたが、私が引退して喜ぶのは犠牲にしてきた家族くらいなものでしょうから、来年も狙っていきます。

 

来年初ロングをご一緒する方もいらっしゃいますんで、このままでは終われません。

 

せっかくここまで身体が出来てきているので、休む事なくこのままの状態キープしながら一年かけて更に身体を作っていきたいと思います。

 

登山やサーフィンも良いですが、やはりトライアスロンの大会は私にとって特別なのです。

 

何をすべきかわかったような気がしますので、時間かけて頑張ります。

普段なら3カ月くらい何もせず、ゼロベースに戻って鍛え直し、というパターンなのでバイク、ランを中心にやっていきたいですね。

 

この冬はフルマラソンにも出てみようと思います。

そして、本気で12時間切り、二桁順位を狙いに行きます。

 

 

 

今日はいつものフランス料理本の撮影でした。

レース明けに出来るか不安でしたが、身体の調子は良いので安心です。

 

美筋レシピが中国、香港、台湾などでも翻訳が決まりました。

国内で再販かからずに翻訳とはなかなか良いペースです。

 

料理は筋トレみたいに続けないと落ちていくものではなく、覚えてしまえば一生役に立ちます。

これからも本は何かしら作っていきたいですね。

 

 

 

 

2018年06月18日

敗退

結果的には去年と同じあたり、ランの18キロでリタイアです。

 

気がついたらメディカルテントで点滴してました。極度の脱水症状と熱中症です。

 

 

今年は今までにないくらい天気が良く、気温も30度を超えたと思われます。

個人的に調子が非常に良く、3.8キロのスイムは自己ベストに近い80分でスイムアップ。

10分で着替えた後、バイクは8時半頃にスタート。

 

ペースは抑えて抑えて後半に備えました。

抑えていてもアベレージ30キロで推移し、これまた非常に調子が良い。

抜かれることはほとんどありません。

バイクは集中的に練習したので成果が出ているのかも。

長崎五島独特の登りか下りしかない山岳中心のバイクコースレイアウトはどれだけ抑えても後半必ず脚にきます。

恥ずかしい話、ラストは道玄坂のような登りでもインナーローなんです。

太陽が昇り、気温がぐんぐん上がった12時あたりから補給がうまくいかなくなり、気温も疲労もピークの150キロ過ぎたあたりから、がっくりペースが落ち始め意識朦朧、液体を採っても吐いてしまい、当然の事ながら固形物は採れません。

 

 

なんとかかんとか手元のサイコンでは180キロのバイク6時間11分でフィニッシュ。

これは自己ベストです。アベレージもこのコースにしてはほぼ30キロで走れました。

今思えば、バイクで突っ込み過ぎたのかも。

無理してる自覚はなかったのですが。

 

この時点で疲労困憊。

トランジットエリアでしばし座り込んでしまい、これからフルマラソンを走らなければならないという絶望感に30分ほど打ちひしがれ、このまま10日ほど休みが欲しいな、すき家で鰻丼食いたいな、エスニックソーセージ売れてるかな、などとどうでもいい事を考えてました。

さて、ランスタート。

何度やっても、どう考えてもおかしい正気の沙汰ではないのですが、やっぱりここからフルマラソンなのです。

 

まさに地獄でした。

ランの開始から全く脚が動きません。

脚が動かないというより、身体が動かない。

身体も動かなければ、内臓はセルフハンガーストライキに入ったらしく、何も受け付けません。

 

食べても飲んでも動いても嘔吐します。

吐いても何も出てこないんでけど。

 

はい、ここ勝負どころです。

ここが脳内ストップがかかる瞬間です。

ここで止めれば良いんですけど、これからがロングの真骨頂。

この焦燥感、猛烈な痛みと吐き気、痙攣、そしてまだフルマラソン走らなければならないという圧倒的な比類なき絶望感。

この痛みがほしくてわざわざ1年かけて来ているわけです。

簡単にやめてしまっては一番美味しい所を残してしまいます。

ここからの地獄ような時間こそがご褒美のような至福の時なのです。

 

 

そんな時、限界まで追い込まれた人間は何を考えてると思います?

あと何キロをどのくらいのペースで行こうか、すれ違った人の人数数えて今何位くらいだろうか、なんてポジティブな事を考えるのはまだ戦えている選手で、アドレナリンやドーパミンがドバドバ出てる選手です。

勝負から降りているにもかかわらず、完走できる見込みもなく、もはや何のためにやっているのか分からない人間はそんなこと考えてません。

はたまた、リタイヤしたらみんなの笑い者だ、このジャージに泥を塗ったヘタレ野郎だ、もう引退勧告だ、なんてネガティヴ思考にもなりませんでした。

 

 

あー、昨日のウニ丼美味かったなぁ、フランス勝ったけど、なんだかスッキリない勝ち方だったなぁ、昨日の飛行機のCAさんがかわい子ちゃんだった…

他にもエロい事を色々と。

この辺りで補給取れてない為に低血糖から来るフワフワ思考となってます。

もの凄くエロい事を考えても、進んでる距離はたった150mくらいなもんです。

 

 

 

そしてその時は突然きます。

片道10.5キロを2時間かけて折り返し、また、同じ道を辿って、途中のエイドステーションで倒れ込んで15分寝て、なんとか起き上がって市内に戻りかけた瞬間、脚が完全に止まりました。

18キロを4時間かけて歩きました。

道端に倒れこんでそのままメディカルテント直行。

 

 

点滴を入れながら、ああ、悔しいけれど、これが今の私なのだ。残念だけど出し切った、やりきった。

そんな事を考えていたように思います。

宿に戻って布団直行。

泥のように寝たら、疲労感もなくスッキリ。

まだやれたのかも。

 

今後トライアスロン続けるかどうか、わかりません。

負ければ引退と言っていた事もあり、どうするのかは静かに考えたいと思います。

 

とりあえず、内臓は復活してきて空腹感が凄いので、まずは回復に努めます。

 

 

 

2018年06月17日

では行きます

 

 

遂に、この瞬間が今年もきました。

練習量でいうと、去年より少ないです。

バイクはロング一回だけ。

プールなんて、一回も行ってません。

ランは登山中心。

 

大丈夫か?

 

やるしかない。

 

今年はタイムや順位は関係なく、とにかく完走。

 

なにはなくとも完走です。

 

そして、こちらに660と入力すると、私の今日のアリバイが表示されます。

 

http://systemway.jp/18goto

 

では、今日も美味しいハンバーグを!

2018年06月16日

眠い

 

ギンギラギンにさり気なく、ジャニーズの重鎮がまた出場さするみたいです。

 

スゲェ高そうなんですバイク乗ってました。

 

 

 

さっきまで、ウニウニと動いていた雲丹丼です。

 

美味かった〜

ウチの天才画伯

父の日ギフト&頑張れオヤジ

を表現したアート。

 

 

曲線は自転車を表しているのか、

それを突き抜ける青はRXジャージを表現しているのか

ほかのわしゃわしゃした細かい線は五島を表しているのでしょう。

 

うむ、天才。

 

息子よ、トーチャンは頑張って来るぞ。

 

2018年06月15日

無意味な緊張と余裕のあいだ

去年の敗退からずっとずっとこの日を迎えることを考えてました。

 

 

楽しみとか恐怖とかいう感情では無く、シーシーしてもとれない奥歯に挟まったパイナップルのカスのような、爪楊枝でも簡単に取れないホタテの小柱のような、イキそうなのに寸止めされるような、出し切ったはずなのに残っているような、いつも感情の奥底でネッチョリと滞留し、ドピュッと全部出したくてもどこか引っかかってスッキリ出し切らないでいるこの行事。

 

昔は死刑執行を待つ囚人の気分でしたが、近年は幾分そうした余裕が出たのかもしれません。

近年、その無意味な余裕が結果にでてるんですよね。

 

 

 

レースといっても、誰かと競う事が目的ではなく、自分で決めた何がしに対して自分が勝手にプレッシャーを感じる、心がざわつく、ムラムラして勃起する、感情に反して勢いあまって射精する、そんな感じです。

 

これから登るであろう巨大でそそり立ったイチモツの様な山、亀頭のカリのようなオーバーハングの岩壁を見て、あそこまで行くのか、いけるのか?

という感覚に似ています。

 

今年、完走できなければトライアスロンから足を洗うと決めていることもあります。

 

そうなったとしても、悔いのないの無いよう、RXのジャージで身を包み有終の美を飾って参ります。

 

なんでこんな思いまでして続けるのかはよくわかりません。

いい波を求めるサーファー、自転車に乗るサイクリスト、山屋に意味なんて無いんです。

 

 

 

では、行ってまいります。

 

 

 

 

 

 

“動物が生きてゆくのなら、食物があればいいだろう。食物と、眠ることのできる場所があれば。しかし、人間はそうじゃない。衣、食、住を満たされていれば、何も考えずに、何も行動をせずに生きてゆけるというものじゃない。人間が生きてゆくというのは、もっとそれ以外のもの、もっと高い場所にあるのもを求めて行くことではないか。

単に、長く生きることが、生きることの目的ではないのだ。これは、はっきりしている。人間が生きてゆく時に問題にすべきは、その長さや量ではなく、質ではないか。どれだけ生きたかではなく、どのように生きたかが、重要なのだ。生は、長さではない。”

 

夢枕獏

 

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