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2019年02月19日

恥ずかしい限り

この時期の農作物は特に生育が遅いとは聴いてました。

なので、肥料が欠かせないと。

 

私は一年目なのでまずは無肥料で挑戦しましたが、ここまで難しいとは。

 

お隣の畑は私よりも種蒔きが遅かったにもかかわらず、グングン伸びてます。

植えてる作物は大体同じで

今だとニンニク、玉ねぎ、ブロッコリー、ロマネスコ、カブ、大根、紫キャベツ、キヌサヤですね。

 

キヌサヤは特に6月ごろまで時間がかかるため、芽が出たらポールを立ててネットを張り、上に伸びる様に手助けしなくてはいけません。

それにしてもウチの畑は何故にこんなにも惨憺たる状況なのか。

玉ねぎは立枯れ、紫キャベツは結球せずに綺麗な紫色の葉っぱのみ、カブは親指大より大きくならずに地表に顔を出し、ルッコラは霜にやられて全滅してしまいました。

 

 

これはやはり、肥料では無いかと思います。

コンポスト堆肥なのですが、入れるかどうかで段違い。

 

うちの店に来ている自然栽培農家さんを改めて尊敬します。

それと同時に慣行栽培であれ何であれ、野菜づくりってのは本当に時間と忍耐と答えのない自問自答だと痛感しております。

 

環境に対しては自然栽培や有機がベターではありますが、日本中の畑がオーガニックになると必要量を賄えません。

自分が如何に馬鹿で無知で口当たりのいい綺麗事ばかりを吐いていたのかと、激しい自己嫌悪にボコボコに打ちのめされております。

 

 

 

一旦、天地返しして堆肥を入れて春野菜をやり直します。

久しぶりにこんなに落ち込みました。

飼っていた金魚を死なせてしまったかの様などんよりとした気持ちです。

 

それでも畑やっていると、山にも前ほど行きたい気持ちにならず、練習するよりも畑に行って土を触った方がリフレッシュ出来るような気がします。

 

2019年02月17日

ゲロゲロ

 

カエルのムニエルです。

 

 

 

カミヤさん、前回無くてすいませんでした。

あの日、納得いく仕上がりになりませんでしたので、ちょっとやり直してました。

 

台湾産はフランス産より一回りデカくて調理法に迷いがありまして。

 

でも、これで完成形ですので

 

次回、大盛りにさせてもらいますね。

料理を横軸で考える

和洋中エスニックというジャンルがあり、それぞれに専門家や専門店があります。

 

例えば麺類ならばラーメンから蕎麦うどん、パスタからビーフンなど、多種多様な麺類がありますよね。

これを麺類と区切って考えること、専門的に研究する事はあまり行われて居ません。

 

そもそも、こうした料理文化を広い視点で研究している人や店ってあるのでしょうか。

 

肉食に関してはそれなりに知見あるつもりですが、まだまだ知らない肉料理や食べたことない肉も私自身たくさんあるので、やはり世界は広く、料理という生活に根ざした文化は網羅しきれないという点からまだまだ体系化出来ない分野かなと思います。

 

文化人類学的見地から研究する人がいてもいいのではないかと思うのです。

いや、私が知らないだけでいるのかもしれませんが。

 

研究したとしても、料理とは映画と同じで体験として食べることによって完成する芸術として考えた場合、やはりそれらを受け止める味覚的な素地がある国でなければデータや情報を得られる可能性が低いと思うのですよ。

まあ、それを研究したからと言って、だから何?って、結論出ないものでもありますけどね。

食べ物でグローバルに受け入れられているものって本当に限られますもんね。

 

私、こういうどうでも良いことばかり考えて悩んでいるんですね。

私の第2の故郷

 

長崎五島列島の福江島からトマトが届きました。

桃太郎系なので水分多めかと思いきや、焼いてもしっかりとしており、ジャーっと水が出てグタグタになりません。

締まった静岡のフルーツトマトよりは大玉ですが、生色も美味いです。

 

福江島は私が毎年通っているトライアスロンの島です。

今年も行くので、生産者さんのところに行ってこようと思います。

 

これはカリスマインスタグラマー、アリコさんからのご紹介。

近いうち、五島トマトイベントやりますか。

 

今回ご紹介頂いたのは五島産というのはたまたまでして、どうやらそのアリコさんのご友人がトマト農家さんで、どうやら生育が順調すぎて今年は大量に規格外が出来てしまう予想があるようです。

これは私たちの出番ではありませんか!

 

来月から収穫の最盛期になるので、ここはひとつトマトイベントでトマトバシバシ食べてもらって、なんなら店頭で販売したいところです。

 

ちょっと考えますね。

その時は是非よろしくお願いします。

 

 

 

それにしても、なんだかこういうミスマッチはなんとかならんもんですかね。

 

2019年02月16日

きたきた!

 

待ちに待った新刊。

 

一番好きな作家さんです。

 

私の場合、何度も読みたい本は紙ですね。

 

ただ、なんとなくですが、愛犬家は読まないほうがいいような気がします。

この人の冒険記は全部読みましたが、中でも犬との冒険は壮絶極まる内容でしたし、遠征地に住むイヌイットの犬に対する扱いなども日本人のそれとはかけ離れた考え方でした。

彼らイヌイットにとって犬とは家族や愛玩動物ではなく、犬ぞりはじめとする生活の為の道具であり、ただの家畜なのです。

 

この本は白夜の逆、一日中太陽が昇らない極夜への旅の準備段階での色々な考察を記した本です。犬に関する記述が3分の1を占めており、その内容はかなりヘビーだと思います。

 

2019年02月15日

愛と過去、優しさとの関係性

マチネの終わりに を読んでこの著者をもっと読みたくなり、最新刊を購入。

これまた速攻で読了。

平野啓一郎

ある男

 

まだ2作しか読んでいませんが、マチネの終わりに とテーマが地続きではないかと感じますが、この本は非常に重いです。

 

ズーン、ズーンと、非常に重苦しいテーマ音が重低音でずっと響いている感じです。

 

 

ーー

愛にとって 、過去とは何だろうか ? … … 』城戸は 、里枝の死んだ夫のことを考えながら 、ほとんど当てずっぽうのように自問した 。 『現在が 、過去の結果だというのは事実だろう 。つまり 、現在 、誰かを愛し得るのは 、その人をそのようにした過去のお陰だ 。遺伝的な要素もあるが 、それでも違った境遇を生きていたなら 、その人は違った人間になっていただろう 。 ─ ─けれども 、人に語られるのは 、その過去のすべてではないし 、意図的かどうかはともかく 、言葉で説明された過去は 、過去そのものじゃない 。それが 、真実の過去と異なっていたなら 、その愛は何か間違ったものなのだろうか ?意図的な嘘だったなら 、すべては台なしになるのか ?それとも 、そこから新しい愛が始まるのか ? …

ーーある男

 

ネタバレするので書きませんが、

登場人物たちに極端とも言える境遇を背負わせることで鮮やかなコントラストで人物像を照らし出し、隠された過去と愛の関係性を炙り出していきます。

自らの過ちだけでなく、生まれながらに宿命として背負わなくてはならない過去や生きながらに抱えざるをえなかった秘密。

もはや悩みや言えない過去を抱えていない人などこの世に存在せず、みんな誰に言えず蓋をして生きています。

こうあるべき、理想としていた人物像を追い求め、過去の自分を偽る事は罪なのでしょうか。

誰しもが何かしら仮面をかぶっているのでは無いのか。

およそ受け止められない現実を突きつけられた時、人間同士の愛とはどうするべきなのでしょうか。

 

 

 

この小説の奥底にドロドロと流れる主題、それは本当の自分とは何か。

職場にいる自分、友人と過去の自分を懐かしむ自分、お客さんとして振る舞う時の自分、寛げるはずの家族といるときの自分、それぞれ人は無意識的に個人という最小単位をさらに細分化することによって私たちは自己を保っており

人は他者の関わりで自己を認識すると言えます。

平野氏は別の著書で個人を細分化した単位として”分人”という概念でそれらを説明していますので、それはまたの機会に。

 

 

“人は、色々な事情を抱えて生きているものだ。そういう事情に、ひとつずつ、きっちり決着をつけながらでなければ次のことを始められないというなら、人は何も始めることなどできないのだ。人は誰でも、様々な事情を否応なくひきずりながら、前のことが終わらないまま、次のことに入ってゆくのだ。そうすることによって、風化してゆくものは風化してゆく。風化しきれずに、化石のように、心の中にいつまでも転がっているものもある。そういうものを抱えていない人間などはいないのだ”

夢枕獏ーー神々の山嶺

 

 

2019年02月14日

閲覧注意

グロいですねー。

 

職質されてこれが車のトランクに乗ってたら、絶対

署までご同行願います、

って、ドラマの展開ですねー。

 

 

この前、夜中の2時に丸ごとイノシシの死体をブルーシートに包んでトランクに積んでて血が車外にポタポタしてのを見逃さなかったパトカーに捕まって職質からの犯罪者扱いされましたからねー。

気をつけなきゃなー。

アンドゥイエット、明日から新バージョンで再販の予定です。

おっと

カエル料理 フランス

で検索したらトップにウチの店が出てきた。

なんでだ?

やってるところが少ないのかな。

 

まあ、いいや。

 

とりあえず今日から台湾産のカエルのモモ肉のブルギニヨンやりますね。

 

ピョコピョコ系モロ出しの形状でも良いんですけど、食べやすくチューリップにしてムニエルします。

 

冷めると美味くないので、速攻で食べてください。

 

昨日今日と

きょうの料理のオンエアがあったみたいですね。

 

友人何人かからメールが来て思い出しました。

 

見たくてもテレビがないので見れないんですが。

 

今日、朝日新聞の取材を受けました。

食品ロスやファストファッションの使い捨てに関して本を出すようで、その一人として。

 

その1人というのは、原因の一部としての1人であり、解決の一部としての1人でもあるという事です。

 

別に高い場所から何かモノを言うつもりなど毛頭なく、私も原因の一部であるという認識は強く持ちつつ、どうすれば少しでも良くなるか、という点において参考となるならばとお話をさせていただきました。

 

解決策ってどう思われますか?

と、聞かれたので、先日もここに書いた通り、みんなベランダでミニトマト育てて食卓で食べれば良いんですよ、と申し上げておきました。

1人の小さな一歩も、それが一億人なら大きな変化ですね。

2019年02月13日

南仏っぽく

 

野菜の旨味で魚介を煮込みました。

逆ではないです。

考え方としては野菜の甘み、香りをブイヨンに移してからさっと魚介を煮ます。

野菜の味って難しいんですよね。

 

カブや玉ねぎなどなどベースとなる野菜をコトコト煮込んで、そのブイヨンを煮詰めて牡蠣やエビを軽く火入れします。

モナコのルイキャーンズのスペシャリテですね。

私はクリームを少し入れ、フヌイユのオイルで香りづけします。

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