2018年01月19日
完成形に近づきました
魚料理って、あまりやりません。
日本人は究極の食べ方を知ってますから。
刺身と寿司ですね。
生が1番だよ説を聞くと、あーこりゃだめだ、となります。
手を加える事が私たちの仕事ですから、生がサイコー!って話になると滅法弱いです。
さて、本題です。
フランス料理で好きな魚料理があります。
アンコウのアメリカ風です。
要するにアンコウの身をエビのソースで煮込んだモノです。
シンプルなこの料理は大変難しく、未だに満足いく仕上がりになった事がありませんでした。
フランスでもいろんなやり方あって、一通り試してみましたが、やはりしっくり来ません。
意外と完璧に体系化されていると思っていた古典フランス料理にも、改善した方がいいものが混ざってまして、フランス人に質問してもなんでそういう操作をするのか不明で説明つかないものもいくつかあります。
その話はまた後日。
青森の良いアンコウが手に入ったので、常連チームのセクシーモモコさんにいつもとやり方変えたものを出して見ることにしました。
これが大正解。
なかなか良いキュイソンで、ふっくらと仕上がり、僕ちゃん大変満足、そしてセクシーモモコさんも、
アタシ、ジュルジュルしたわよ、
アンコウに抱かれても良いわよ、
と、大変嬉しい感想。
やっと理想のアンコウのアメリカ風が完成しました。
理想のアンコウ料理一品にたどり着くのに10年以上掛かりました。
なので、明日からこれでいきます。