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2018年01月20日

読者熱が再燃

 

本を読むのが大好きです。

月に20冊くらい読んでます。

暇さえあれば活字の海を泳いでます。

 

本読んでるか、肉焼いてるか、寝てるか、車運転してるかのどれかです。

アリバイ作りの必要性も無くなってきました。

ハマるとドップリな性格なので、最近は山の文学が多いです。

串田孫一あたりはじっくり読みたいところ。

 

最近のオヌヌメ本。

地図の無い場所で眠りたい。

冒険家、登山家の対談オンリーの本書。

昔、ジャングルには原始猿人バーコンがマジでいると信じ、川口探検隊の川口隊長がピラニアに指食われているのを見てスゲえ!ってマジで思ってた私。

軽いオカルト思想だった少年時代を思い出します。

しかし、この2人は子供ではなく早稲田大学探検部からずっと川口探検隊みたいなことをやってます。

北アルプスの岩の殿堂、2999mの剱岳の山頂にコンクリート積んで3000m峰にしてしまおう計画とか、幻獣ムベンベをガチで追いかけたりと、マジでバカな事ばかり本気でやろうとしているオッサンです。

たしかに、目まぐるしい日常を過ごしていると地図にも載ってないような山岳地帯で一人ぼっちでいることの孤独な時間は、海外旅行やひとり旅とも全く違う最高に贅沢な魅力に溢れてます。

私もその良さに目覚めた1人。

 

仕事には全く関係ない本ですが、好きな事をとことん追求する感じは四六時中料理の事ばかり考えてる私も、彼らからしたら同じバカだと認めてもらえるのかもしれません。

 

ここまで熱中できる何かを持っていられることはとても幸せな事ですね。

 

ゲリラでプリフィクスコース

土日はアラカルト無いですよアナウンスしてます。

が、本当にお任せで良いのだろうか。

たしかに、その時の素材で旨いと思ったものをコースに入れてますが、それは私の押し付けでは無いのか?

サシ入り和牛をオヌヌメせず、バリバリの赤身が僕ちゃんのオヌヌメだよ!って言っていたのと同じく、お任せなんてものは私のエゴを押し付けてはいけないという思考になりました。

そもそも平日のアラカルトもコースにカルトから料理を差し替えて下さる方が大半、というかほぼ100%です。

 

なので、アラカルトの需要というより、食べたいものを選びたいというニーズを汲み取らなくてはいけないのです。

 

巷のレストランはお任せコースが大流行。

フランス料理店とは書きません。あくまでレストランです。

その流れに遅れまい!ってことでは無いんですけど、ずっとモヤモヤしてました。

これでいいのかな…

選べる方が楽しいのでは無いのか…

という事で、私の悪い癖ですが思い立ったらすぐにやらないと気が済まない性格ですので、今夜からいきなりプリフィクスコースに移行します。

あ、価格はそのまま、素材によってのプラス料金はケチ臭いので極力排除します。

 

言葉は悪いですが、仮説と実験と改善の繰り返しです。

このサイクルをいかに高速回転させるかという事ですね。

やはりお任せは私には合わない気がします。

お客様も選ぶの面倒だという方もいるでしょう。

選びたいという方もあるでしょう。

お越しになった皆さん全員がご満足するのは永遠のテーマではありますが、料理自体の精度を上げると共に、使いやすくて楽しくて安いと思ってもらえなければすぐに淘汰されてしまう世界です。

その答えがプリフィクスでは無いのかもしれませんが、モジモジしてても仕方ないので、オーナーシェフの特権として、やると言ったらすぐにやれる機動力で突っ走ります。

 

ランチコースも見直します。

すぐやります。