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2014年08月26日

アイアンマン

朝3時起き。

 
ひたすら、食糧を詰め込んで、トイレで出すもの出すべく、踏ん張るも出ず。
 
忘れ物やら、サイコンのマグネットが無くなったりと、バタバタしながらスイム会場へ。
 
スイムは変則なコースを3.8km。
 
スタートから最初のブイまで約1km
 
遠すぎて霞んで見えません。
あんな所まで泳いだあと、また帰って来て、もう一周泳ぐって、多分魚類でも疲れてかったるいはず。亀類は無理。
 
6時きっかりにエリートがスタート。
 
 
私は10分後のウェーブ。
 
 
今回の大会はアイアンマンブランドなので、非常に外国人選手が多い。
ハワイ世界選手権のスロットをこのレースで獲得するつもりだな。
 
 
みんな、身体付きがヤバイ。
デカイ、太い、硬い。
 
スイムスタートエリア入水。
 
フランス語を話すやつが居たので、スタート前には日本人は必ず、チンコ!って叫ぶんだよ、って教えたら、他のみんながオー!って雄叫びしてる時に、そのフランス系の奴はチンコチンコ叫んでた。
あいつ、カナダ人かな。
悪いことしたな。
 
で、スタート。
いつも通り、殴られ蹴られ上に乗られ引っ張られる。
もう慣れっこ。
 
水は非常に綺麗。
周り20メートルは見渡せる。
 
しかし、スイム3.8kmって、長い。
本当に長い。
 
途中、一旦陸に上がり、もう一周。
 
とにかく長い長いスイムが終了。
 
1時間19分。
 
 
長崎より五分遅い。
 
トランジットは、会場がデカイので10分位かかる。
 
さあ、バイクだ。
 
まずは洞爺湖を走る。
ほぼフラット。
順調に時速35kmではしる。
 
1時間弱走って、いざ110kmのループに突入。
 
 
その交差点に、佐々木さんを発見!
 
おおおおーーい!
としか、声がでず。
昨日はお世話になりました。
 
 
 
こんかいのバイクコース、最初と最後の洞爺湖湖畔道路以外のループ走る中で、ガッツリ1900m登るらしく、中々な登りっぷり。
 
まあ、長崎よりは楽だろうと舐めていたのがいけなかった。
 
序盤はアベ30kmで走れてて、何とか90km地点迄は予定通り3時間チョイで通過。
しかしスタートから110キロ地点から始まる登りが地獄。
100キロ超えて既に疲れが出始めた頃に延々20キロ続く登り。
これがかなり辛い。
 
 
私の様な貧脚はここで売り切れ完売。
あまりの辛さに、トライアスロンで初めてバイク終えたらリタイアしようと思った。
ケツも痛くて堪らなく、座って居るのも辛い。
これからフルマラソンなんてとんでもない。
糖分が足りず、低血糖でいきなり眠くなる。
急いで蜂蜜投入。
事なきを得る。
 
残りの50kmは惰性で進む。辛い辛い。
 
 
やっとの事で長い長いバイクコースが終了。
 
意外と長崎と変わらないタイムで帰ってきた。
 
これだけ失速してもこのタイムなら、まあまあか。
ランを頑張れば、満更でもないタイムで帰ってこれるな。
確か、ランコースはフラットだったな。
 
 
と、思ってしまい、差し当たり、ランシューズを履いてしまい、差し当たり、ランコースに出てみる。
 
この時点で8時間20分くらい。
5時間でフルマラソン走れば14時間は切れそう。
 
湖畔道路のデコボコ道を1km程走って、一旦折り返し。
 
 
おっと、沿道に既にゴール寸前のリレーカテゴリーのT岡兄さん発見。
 
私の様なヘナチョコを兄さんが応援してくださり、俄然やる気にスイッチオン。
 
が、しかし既に辛い。
走り始めの辛い事、辛い事。
 
バイクで痛めつけられた筋肉とは違う筋肉がこれから散々痛めつけられる覚悟をする。
 
行ける所迄は行ってみるか。
 
ここで思いっきりドーピング。
ロキソニン、胃腸薬、塩タブレットをぶち込む。
一体、なんの為のスポーツなのかわからなくなるが、完走してから考えよう。
 
今回のランコースはフラットな湖畔道路を二周回。
 
片道10キロが気が遠くなるほど遠い。
 
しかし、5キロ地点から快調に脚が回る。
30km地点まではキロ6からキロ7で推移。
 
お、意外とイケる。
 
3キロ毎のエイドでは、毎回コーラとバナナ、塩タブレット投入。
 
低体温を避ける為、頭から水はかぶらず。
 
やはり、35kmでガックリ脚が止まる。
 
ああ、やはりきた。
地獄だ。
 
 
辛すぎる。
 
意味なく泣けてくる。
 
道端では力尽きた人が倒れて寝ている。
 
泣きながら黄色い液体を吐き続けてる人も。
 
いい年した大人が泣きながら必死になってゴールを目指している様は冷静に考えると、かなり異様。
 
 
段々とゴール地点が近づく。
当たりが明るくなり、応援が大きくなる。
一段と泣けてくる。
 
程なくゴール。
 
今となってはよくわからず、沿道の知らない人とハイタッチしながらフォー!と叫びながら笑顔でゴール。
 
 
やはり、そこそこの充実感、まあまあの達成感と、圧倒的な開放感。
 
 
昨日までは、二度とやるか、と思ってました。
 
今は、来年の長崎に向けて、本気でオフシーズンを過ごそうと思ってるから不思議。
 
 
競う相手が自分自身だからかもしれませんね。