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2014年06月08日

生殺し

ああ、練習したい。

雨が降っている。

バイクは送っちゃった。

ロードでローラー三昧で水たまり三昧で肉汁三昧かと意気込んで部屋にロードを持ち込んでみたものの、ななんと、バイクシューズをシーコンにいれてしまった為に、運動靴で回す羽目に。
基本なんでも形から入るオスの習性から、鏡映る運動靴でクルクルローラーを回す情けない姿に我慢できず、早々に終了。

小雨を狙ってランでも行くか。
と思ってランシューズに履き替えたところで、仕事の電話が入って、思っていたより見積もりが高く、また一から積算をしなければいけないな、これは大変な作業であるな、と気分が落ち込んで小雨ランは未遂に終わる。

ああ、来週の今頃は阿鼻叫喚真っただ中、地獄の底で燃え盛る火に焼かれて悲鳴を上げている頃だろうと考えると、ゾクゾクする。それを楽しみと思ってしまっている私は恐らくヤクで捕まったSAY YESの歌手と同じジャンキーなのであろう。
チャゲは今頃なにを思う。

いまさら練習したところでランパートをSUB4で走れるわけもなく、焼け石に水なのは確かであるが、気分的にブラジルワールドカップの開催地ブラジルがストライキや治安ヤバいよ的な話、諸々工事が間に合ってないよね的な私が知ったところでどうしようもない情報の垂れ流しテレビをウィちゃんを撫で撫でし、コーヒーすすりながら観る気にはなれないのである。

日本中がドログバの仕上がりを気にしている頃、私は”全然練習してないよ~、やばいよ~“と言っておきながら、90点台をたたき出すテスト前の優等生の常套文句的な発言を繰り返すうちの兄貴の仕上がり具合が一番気になっている。

そう、それを信じて置いていかれ、本当に勉強しないで追試をうけた経験は初めてではない。
私は知ってるよ、そういう時、優等生は必ずこう言う。

”いや~、たまたまさ~、ヤマが当たってさ~“

ロングにたまたまは絶対無い。