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2016年12月15日

オヌヌメ本

マイケル・ポーランは
 
 
雑食動物のジレンマ
 
 
とか
 
 
人間は料理をする
 
 
とかの作者です。
 
 
題名からして面倒臭さがプンプンです。
 
 
これらの本の内容はスーパーに売ってる食べ物のほとんどはトウモロコシから出来てるぜ、だからお前らはトウモロコシ人間だぜ、コーン人間だ、コーンの奴隷だ!ヤバいぜ、このままじゃ!
というところから始まって、モノカルチャーに溢れた現代の食の危うさをアメリカ人にありがちなニヒルな表現とともに回りくどく説明した本です。
 
 
どちらも結構なボリュームの上下巻で、読み込むのもチョイ集中力が必要。
 
要するに疲れる本です。
 
 
もう少し要約してくれりゃいいのになぁ。
 
 
と、思っていたら、やはり本人もう少しそう思ったのか、超わかりやすくなって、キャッチーなタイトルで出ましたよ。
 
 
 
余りにも今までと毛色が違うので、違う人かと思ったらポーランでした。
 
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以下、訳者コメントの要約です。
 
毎日の食べ物について深く考えることはなく、いちいち真剣に悩むことはない。
でも毎日、多くて日に3度も行う事なので、政治経済、環境、エネルギー、資本主義のからくりや格差貧困といった問題にも繋がっている。
 
こうした問題の全体像をわかりやすく説明してくれる人はほとんどいません。
身近だけど遠くて、大事だけどなかなか向き合えない問題について頭をちょっと整理するための本です。
 
以上。
 
 
 
これはオススメします。
 
 
なんだか、オススメばかりしていてもアレなんで、ogino ライブラリー作りますね。
店のあの本棚に、私が読み終えたうえでオヌヌメ出来る選書を置きます。
独りご飯のお供でも良いですし、気になったら借りて下さってもいいです。次回お越しになるときに戻して下さい。
私は本や映画の内容について議論するのが大好きなんです。
賄いのオカズは大体いつもそういう話ばかり。