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2014年09月27日

フォアグラ

テリーヌ第二弾を仕込もうと思い、某ツミ株式会社のヤマ某君のお勧めフォアグラを購入。
一旦仕込んでみたものの、納得できぬ。
今回はタツ某株式会社の某ムラ君のお勧めで大関クラスだったのが良くなかった。
横綱クラスのフォアグラでないとやはりダメよ~、ダメダメ。
これは出せない。最高に旨くないと、フォアグラのテリーヌという称号はつけない。旨いが、最高ではない。
これでは、六本木桃太郎侍兄さんの熊退治のモチベーションにならぬ。

が、しかし。
料理が芸術ならば、料理人は芸人。
妥協はダメよ~、ダメダメ。
せっかく筋も掃除して、火を入れて脂も抜いたので、フォアグラのコンフィだと思えば、生かす方法はいくらでもある。

本を出してから、ブーダンブーダン言われる事が多いので、ちょうど豚の血もあるからフォアグラとブーダンのテリーヌにしよう。
本来ブーダンは豚の背脂が大量に入るが、それを全部フォアグラでいく。
超リッチ。
ブーダンの血の風味を最大限楽しんで頂く料理であって、フォアグラは滑らかさを出す潤滑剤。
主役は血。脇役はフォアグラ。
ブーダンにフォアグラのソテーをチマチマ載せるとかは東京に有ったけど、豚の血とフォアグラが同割くらいのクレイジーな料理は見たことないね。フランスでも見たことないね。
これはイケる。
カロリー計算したら凄い事になるね。
まぁ、旨いものはリスキーだという事です。

今から仕込んで、今夜の常連ナイトに間に合わせます。