2020年05月05日
サツマイモ
今日のミッションは雨が降り出す前にサツマイモ150本植える事。
チビどものオヤツである干し芋を1年分ストックする為です。
干し芋も奥が深くて、蒸して美味しい芋と干し芋で美味しい芋は品種が違います。
本当は某という品種がいいんですが、どうやら固定種で苗が手に入りません。
とりあえず、メジャー品種のベニアズマ、ベニハルカ、シルキークイーンを、それぞれ50本でトライ。
サツマイモは株間広めに取るので、畝が沢山必要です。
そりゃもう大変な作業量。
今日もテント張って遊んでいた子供たちが飽きてきて時間がなくなり、途中からどうでも良くなって、畝立てずに田植え方式でバンバン植えたらすぐ終わりました。
やはり人力畝立ては大変です。
先日、タネ撒いたラディッシュ。
二十日大根というだけあって、スピード感が凄い。
早速、間引いたのを夕飯で食いたいので、暇そうな長男に、食えそうなヤツを抜いておけ、とオーダー。
ちゃんと残す方が良いやつなのか、間引いた方が良いやつなのかを考えさせるのは子供には良いことです。
いいかい?、今、世の中はコロナというのが流行っててな、3Kで3蜜のオトーサンのような仕事は、お前が抜いたラディッシュみたいに、間引かれるかどうかの瀬戸際なんだよ、ウヘヘヘヘ。
オトーサンはその間に草取って刈り敷き。
別名草マルチと言いますが、抜いた草を作物の周りに敷いておくと、保水と保温、そして次から雑草が生えてくるのを抑えられます。
鶏糞堆肥はやはり凄いですね。
自然栽培と育ち方が全然ちがう。
自然栽培も堆肥を入れることもありますが、基本的な哲学としては畑以外から持ち込まない、というのがあります。
放飼の鶏が畑に放たれていたり、畑の隣に鶏舎があって完熟堆肥がすぐそばにある場合には自然栽培の枠に入りますが、私はわざわざ小田原から車で運んでズルしているので、自然栽培ではありません。
そうした自己完結の哲学は、フランス料理にも通じる無駄のないロジックです。
昔の人は現代のような体系化されたロジックがなくても感覚的にこうした事を知っていたというのに驚きます。
知っていたというより、あらゆる経験から理解してきたのでしょう。
狩猟と畑をやっていると、昔の人たちが何をどう考えて自然と密接した暮らしに向き合っていたのかを少しづつわかってきたような気がします。
夕飯のラディッシュサラダが激ウマだったのは言うまでもありません。