2019年09月18日
敗退と流血
今日は波が良いぞ、とのことで喜び勇んで海へ。
おおおお、素晴らしいではないか。
サイズは頭から頭オーバー。
よく見ると面ツルだけどアウトではイマイチ割れにくい。
セットは超デカくて人も少ない。
しかし、先日の台風で地形が変わっているのか、インサイドで超ホレるので危険極まりない。
ホレる波とは落差が激しいブレイクで、テイクオフに失敗すると頭から突っ込むので非常に危険な状態です。
地形が変わって水深が一気に浅くなる場所で海底が露出するほど強い引き波がある時にこうなります。
知り合いに激写されました。
滑ってるアリンコみたいなのが私、らしい。
ウヒョー、最高!
このあと、波が一気にホレてブレイク、ボードに乗った私はその中に巻き込まれました。
物凄いパワーで後頭部を押さえられてそのまま海底に押し込まれて顔面を強打、そのあとは乾燥機のタオルのようにグルグルと海中を回ります。
うおー、痛え。
痛えな。
これで完全に戦意喪失、ジ、エンド。
そのまま上がって車に戻ると顔面が血だらけです。
どうやら、海底に打ちつけた部分が切れたようです。
洗ってみると右目の下が殴られた後のように真っ赤に腫れてます。
田中慎弥の小説に出てくるDV女の心境はこんな感じか。
天国から地獄へ。
はじめての獲物としてニホンジカを撃ってキャッキャと喜んだら、ニホンジカではなくニホンカモシカだった、というような絶望感。
みなさん、ホレる波には気をつけましょう。