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2019年08月22日

端境期

ちょっと嫌なことがあり、シクシク泣いててブログをさぼりました。

まぁ、こんなブログを楽しみにしている人なんていないでしょうから、どっちでもいいんですけどね。

 

沢山人参を植えました。タネを蒔きました、というほうが正しいか。

今は夏野菜を蒔くには遅いけど、秋冬野菜にはちと暑すぎる。

なので少し土を休ませておりました。

具体的には雑草をビュンビュン伸ばして刈ったあと、草を畑に放置して緑肥にします。

畝に覆いかぶさった雑草の表面は干し草になりますが、下のほうは湿ってグチュグチュになります。そこはダンゴムシとかミミズとかカエルとか得体のしれない虫が大宴会を開いています。これを土の中に鍬で混ぜ込んでいくわけです。

深く掘り、下の土と上の土を入れ替えるのですが、その時にこの緑肥を埋めることで土が豊かになります。この段階で有機栽培ならばボカシや液肥、牛糞などを入れることで生育が早く、ストロングな土になりますが、まずは畑以外のものを持ち込まないというナチュラルな自然栽培でやっています。

原理主義的には耕すことすらも自然ではないということで耕さない不耕起を自然栽培の定義としますが、私にはハードルが高すぎます。

早速、畝を作り直して人参の種を一直線に蒔いて土をかぶせて終了。

真っ黒くて良い土です。

そんなことをしていたら、シクシク泣いていたこともどうでもよくなりました。

車の中に携帯も財布も置いて一人で一心不乱に土を触ることは何か一種のカタルシスを得られるのではないかと思うのです。

今は端境期で蒔ける種といえば大豆か人参くらいしかないのですが、自然の摂理の中ではそれすらも与えられた自由のように感じます。

 

2019年08月18日

新書

 

民主党政権時代に農水大臣だった山田氏の新書です。

出たばかりのホヤホヤ。

私は2度ほど山田さんにお会いする機会がありましたが、気さくで優しい方ですが、ぶっとい芯がある政治家だなぁと圧倒された思い出があります。

それからも全くブレず、本当の意味で日本の農政に危機感を持つ数少ない政治家でしょう。

 

 

日本の農政は結構深刻です。

結局ウヤムヤに安倍が揉み消した森友学園問題の最中に通された種子法廃止について多くのページを割き、そこから地続きである遺伝子組み換え食品とゲノム編集食品の違いをわかりやすく解説し、諸問題は外交と貿易のカードとしてアメリカはじめとする諸外国に売り渡される現実があると問題提起します。

 

読めば読むほど憂鬱になり、安倍政権の体裁の引き換えに日本を世界のゴミ箱、世界の実験台にしようとしている横暴さに辟易し日本人として恥ずかしく思います。

 

 

 

 

2019年08月17日

凄まじい暑さですね。

こんな日はコッテリベッチョリしたベアルネーズかけた特大の牛ヒレでも食べないとやってられないですよね。

 

こんな流し素麺的な涼しげ画像で食欲増進。

熱々のポテトフライも添えられていて身体を芯から冷やしてくれます。

真夏にもってこいです。

 

 

 

それにしても、私のキッチンはおそらく50度超えてます。

まあ、いつもの事ですので私は慣れましたが。

 

 

桃のデザートはかなり暑苦しい感じになりました。

白ワインでコンポートしてからキンキンに冷やし、煮汁はジュレにしてます。

見るからに暑苦しいですね。

すいません。

 

 

2019年08月16日

3316

 

狩猟免許、受かったぜ!

これで、狩猟登録して猟銃所持の免許が取れれば今年の秋には山に入れます。

と、興奮していたら、さっき警察からも連絡あり、

 

お前の猟銃所持に関する身辺調査の結果を発表する…

 

…とりあえず問題ない。

 

お前の資料を公安本部に送ってやったわ。

申しわたすことがあるので、署に出頭せよ、との事。

 

とりあえず、とは一体どういう意味なのか…

まあいいや。

 

この後、猟銃免許のために射撃の技能講習受ければ晴れて猟師デビューです。

 

 

 

 

2019年08月15日

エクストリームコンディション

今日が一番凄かったかも。

 

朝イチの風弱い時間帯でもサーファーはほとんど居ません。

私含めて4人。

というか、入っても沖に出られない。

とてつもない大きさのセットが入り、アウトに出るまでかなり消耗しました。

お陰でフィンが一本破壊されてしまいました。

サーフボードも折れるんじゃないかというハンパないパワーの波。

全部一気に崩れるダンパーなブレイクをなんとかやり過ごしてアウトに出ても荒れ狂うウネリでのんびり波待ちなんて出来ません。

こんなに表情が変わるのか。

こりゃダメだと面の綺麗なのを選んで一本だけ滑りながらインサイドまで無事に帰還。

そんな中、おそらくプロサーファーと思しき人は涼しい顔でレギュラー、グーフィとバンバン行くから人間とは面白い。

シンプルなだけに力量がモロに出るんですよね。

 

今日からやってます

通常通り営業してます。

 

お盆で流通が止まっているので、面白い食材はありませんが、つまらない料理ってこともありません。

 

なので、生鮮品は弱いですが、アイデアとノリで勝負します。

 

市場とは関係なく農家さんは毎日畑に出て、畑の都合によって収穫し、送ってくれます。

頭が下がるばかりです。

 

トマトが今年はアタリですね。なんせ、雨が少ないので皮が厚く、表面にうぶ毛が生えるくらい乾いて甘くなってます。

ピーマンとズッキーニも良い。

その代わり、雨が欲しいナスは元気がない。

ラタトゥイユを作りたくてもなかなかタイミングが合わないです。

オオゼキで買ってくれば簡単ですけど、オーガニックでやりたいとなると簡単ではないですね。

 

今日はトマト推しです。

 

鹿のテリーヌも熟成効いてきたので出します。

 

肉は牛ヒレ大好評継続中

仔牛ロースのコーヒーソースもウケてます。

鴨は若い幼鴨からフォアグラ取った後のマグレ鴨に変更して脂乗ってます。

マグレ鴨は20年前は大味で加工品向きでしたけど、餌とナチュラルな育て方の向上で肉質が申し分ない。

 

今日からホヤホヤ野郎さんのリクエストにより、サンマルクがデビュー予定です。

今、作っている最中なので上手く出来たらメニュー入りします。

 

 

2019年08月14日

アフターサーフ

 

ターブルオギノ湘南では背徳的なハンバーガーを期間限定でやっております。

 

余計なものではなく、肉の味でガチンコ勝負しております。

ホムフリットは洞爺湖の一年熟成のジャガイモ。

フランス料理屋のハンバーガー。

 

それにしても、海に行った後にハンバーガーとコーラというモノを欲するのはアメリカカルチャーに毒されている証明です。

ボクちゃんはとっても単細胞。

 

遊泳禁止?

昨日は1日で700キロ運転するという苦行で疲労困憊。

どうやら山も天気もイマイチらしいので、藤沢でサーフィン。

 

台風10号の名残りが強烈に残ってハード、

アベレージで頭サイズ、セットでダブル。

そもそも波がデカ過ぎて沖に出るのに一苦労です。カレントという沖に向かう流れを捕まえないとなかなか出られません。

小回り効かないロングボードは不可能、ショートボードエキスパート限定のコンディション。

潮が引いた時間帯からはなかなか形の良いブレイクでヘロヘロながら楽しめました。

それにしても流れが強い。

あっという間に景色が変わります。

 

 

それにしても、海が荒れているからという理由は理解できますが、遊泳禁止として海に入る事を制限するのは如何なものか。

一体、海は誰のもの?

海は本当に怖いところで、今日みたいにカレントが強い日はあっという間に沖に流されて帰ってこられなくなります。

足のつくインサイドで浮き輪やライフジャケットつけていてもパワーのあるセットに飲まれれば無意味、引きずりこまれて簡単に死にます。

しかし、それこそが自然なのであり、自然をナメるとヤバいという事を知るチャンスです。

何でもかんでも予測できる危険を排除するのは弱っちい人間しか作りません。

山では登山道が整備され、予測可能な危険の排除の為に岩壁にはどんどんハシゴや鎖がつけられ自分本来の力で登る事が出来なくなってます。

私がメジャールートで登らなくなった理由です。

安全の名の下に危険を排除した、ただの肉体労働的予定調和登山は登山と呼べるのか。

危険かどうかを他人の価値観に委ねる事の方がよっぽど危険だと思います。

 

 

 

2019年08月12日

水曜日から

新婚ホカホカ野郎のお客さんが作れ作れとうるさいので、黙らせるために仕方なくサンマルクやります。

 

こんな古臭い菓子を食べたい人がまだ絶滅せずにいるんだな、と。

 

バニラのムースとショコラのムースを、アーモンド効いたジョコンドという生地で挟んで固めたものです。

 

ちょうどウチの若いヤツらにやらせようと思っていたので良かったです。

 

ホカホカ野郎の昼川さんには強制的に食べに来てもらいましょう。

 

フランス料理屋が本気でクロックムッシュを作ったらどうなるのか?

今日はあいにくヒマで働いてないのにも関わらず、猛烈にクロックムッシュが食べたくなり、本気で作ってみることにしました。

 

ボクちゃんは大変ワンパクです。

 

 

まず、ベシャメルを作ります。

粉とバターは同量。

粉気を飛ばしたらその10倍の牛乳入れて沸騰するまで混ぜるだけです。

ここで終わりません。

 

本来の姿はソースベシャメルではなく、ソースモルネーといって、ベシャメルにチーズを溶かし込んだソースです。

ただでさえ重さと粘りのあるベシャメルにチーズが入るもんだから、背徳的な濃厚さのソースとなります。

具はハムなんでしょけど、私がやるならやはりパテドカンパーニュでしょう。

パテ、チーズ、トマト、バジルを挟んでオーブンで焼きます。

 

 

軽く焼き色がついたらひっくり返してモルネーソースをたっぷりのせて再びオーブン。

 

 

ああ、エロい。

エロすぎる。

 

 

私はピッツァよりも好きですね。

 

何挟んでも良いです。

イワシでもエビでも肉でもなんでもこいです。

いつか、キッチントレーラーを私の愛車で牽引して旅しながら各地の美味いものを挟んで売りたいです。

 

 

 

 

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