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2017年12月15日

私が惚れ込んでる芋

 

フランス料理に良く使われるジャガイモはメークインがほとんどです。

皮がむきやすく、澱粉質が少なめなので使いやすいのです。

 

しかし、私が気に入っているジャガイモは男爵系です。

その中でも寒い北海道の洞爺湖で取れるキタアカリという品種です。

男爵系はコロッケに使われる事が多く、澱粉質多めでホクホクしてますが、使いにくくて皮も剥きにくい。

この芋は掘ったあと、もう一度土に埋められて保存されます。

天然の冷蔵庫ですね。

土の上には高く雪が積もります。

しかし、芋は凍りません。

正確に言うと、凍らないためにジャガイモは自分の糖度を上げて身を守るわけです。

アイスクリームでも糖度が高すぎるといつまで回しても固くならないのと同じです。

うちはこの芋を農家さんにお願いしてキープしてもらってます。

春までこれを使い続けるわけです。

勿論、無農薬無肥料、除草剤なし。

農薬使って甘やかされた芋はそもそも土に埋めて保存しても腐ります。

生命力が違うのですね。

こういう食材を食べているのとそうでないのとでは、やはり後々色んな形で違いが出てくるのではないでしょうか。

そして環境にも良い。

もっと手軽にスーパーでも買える日が来ると良いですね。