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2016年12月27日

フォアグラがヤバイです。

 
ヨーロッパで鳥インフルが大流行してます。
 
 
 
 
年明けにはハンガリーやブルガリアからの輸入もストップするでしょう。
 
フォアグラの生産はフランス、スペイン、ハンガリー、ブルガリアに限定されてます。
 
 
動物愛護の観点から生産を禁止しているドイツの様な国も増えてます。
 
 
それでもフランスが続けるのは、文化と歴史を守るためです。
 
 
アメリカでもカリフォルニアをはじめ、州によって食べることも提供することも禁止しているところもあります。
 
 
胃袋まで管を突っ込んで餌を食べさせる強制給餌は残酷極まりないものです。
 
そこで私が好んで使っているのがバスクで育てられている放牧の鴨のフォアグラです。
 
しかしながら、これも取り合い状態で値段も上がるし入荷も少ないしと、どうなることやら状況。
 
 
最後の砦であり、そして持続可能性がある作り方をしているここも鳥インフルが近くの農場で出たら、それだけで終了です。
 
 
いやはや、人間の都合で工業的に作ってこられた食物も限界がきてますね。
 
 
 
手元にあるフォアグラが終わったら、フォアグラ料理は作れないかもしれません。
 
 
 
冷凍のフォアグラで美味しいテリーヌやコンフィは絶対に出来ないし、作るつもりも有りません。
 
 
なので、クリスマス時期にかなり多めに買いました。
 
 
今日明日で終わってしまうと思います。
 
 
 
年明けてから、いろんな意味で満足いくフォアグラ、強制給餌でない放牧のフォアグラがなくなったら止めるかと思います。