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2019年07月19日

公安から

身辺調査が入ってます。

猟銃所持に関して、荻野はどういう人間なのか、根掘り葉掘り聞いて回り、私の過去をほじくり返し、人間が人間を査定します。

ちなみに自分でも初めて自分の名前で検索かけるエゴサーチっていうんですかね、それやってみたら、興味深いワードがありました。

荻野伸也 結婚

荻野伸也 逮捕

誰ですか、こんなワードで検索した人。

まあいいや。

 

 

勿論、鉄砲は危険なモノなのでそれなりに良識ある人間でなければならないのは理解できますが、何かコトを起こそうとするならば手間がかかり、アシの付きやすい鉄砲なんて使いません。

人やモノを破壊しようと思うなら車でもフライパンでも片手鍋でも、もっと手軽に包丁なんてどこでも売ってますし、うちのレストランだけで50本くらいあります。

 

銃というものにここまでの制限をかけるのは一体何が問題なのかと思ってしまいますね。

 

役所でもらう身分証明書なる書類や個人情報丸出しの提出資料の中にあって住民票にはマイナンバーの記載が無いものに限る、とかいう意味不明なシステム。

そして書類揃えて持って行ってもマニュアル的な質問があるらしく、ネチネチと色々聞かれます。

とにかく手続きが面倒で心が折れるようになってます。

これを毎年同じように警察通っていちいちやりとりするのかと思うと心が折れそうになるけど思うツボにハマりたくないので頑張ってみます。

 

ここで一つ。

面倒くさいとは一体何か。

業者さんにメール一本すれば翌日には規格品と見まごうばかりの鹿肉が到着する東京において、わざわざ狩猟免許とって鉄砲持って山に行くなんて馬鹿なの?

という至極真っ当な問い。

明らかに非効率で儲かるわけでもなく、さらには公安からも一定のマークを受けてまでやる意味があるのか、と家族にもチクリと刺されました。

 

それは畑も同じ事で、オオゼキでナスなんて幾らでも売ってて、何なら投げ売り状態で見切り品の棚にも置かれているような食材溢れる東京で働きながら藤沢で畑やる意味や作柄で一喜一憂なんて面倒くさいから普通はありません。

 

本屋に行くのが面倒臭くて、本屋に行かなければ出会えない偶然の発見や書店員の生の声、世の中の動向などは、面倒臭くないアマゾンの誘惑には勝てません。

小銭が面倒くさくてキャッシュレス。

食事すらも面倒臭いので完全食のドリンク。

挙句にはウチの若いヤツらは恋愛さえも面倒臭いらしい。

面倒臭いとは人間臭いとイコールではないか?

穴掘って埋めるビジネスから、あらゆる面倒臭いが虱潰しに探されて、面倒という人間臭さを消すファブリーズなビジネスが立ち上がり、この世の人間臭い事が全てなくなった世界を想像する事は出来るのでしょうか。