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2010年02月17日

福岡の

農家さんの花田さん、近藤さんはお二人とも有機農法で栽培をされています。
かなりのこだわりをお持ちで。
花田さんの人参は芯がギュッと細く
味も非常に凝縮感のある人参でした。

ただ、同じように苦心されて作った人参が
規格サイズに合わないというだけで
お値段がお安くなってしまったりする現実。
先日ご紹介した名のないお魚たちもそうですが
充分食べられる美味しい素材が素材として扱われない現状を最近よく目の当たりにします。
これは、どの産地でも同じ悩みなんでしょうね。
なんとかできないものか・・・
料理を作るしか能のない私が。

食糧自給率の低下が叫ばれる昨今
休耕地の問題や農家さんの高齢化などなど
問題は山積みですが
平凡な料理人の私にできることと言えば
名のないようなお魚や
規格外の人参を廃棄することなく
加工を施すことによって
美味しいお料理にしたいなぁ~
と思ったりしてます。
漠然とですが・・・

そうやって廃棄されてるものが
お料理として形を変えて消費されれば、
単純に考えて、自給率がアップする!
と、単細胞の私は考えてしまいます。

最近、農業の現場にかかわらせていただく機会が多く、
よくそう思います

なんたって僕たち料理人は生産者の皆さんが
素材を作ってくれるからこその職業ですから。

できることから少しずつ・・・
と、思った出張でした。