2012年06月29日
アイアンマン・フィニッシュ編
２度とこんなことやるか・・・
そう思いながら今にも止まりそうな速度で走ってました。かれこれ１００人以上に抜かれました。
情けない・・
でもペースが上がらない。さっき抜かれた兄貴ははるか彼方、影も形もありません。
悔しい・・・でも脚が回らない。情けない・・・
余りの暑さに頭から水をかぶりすぎたせいでシューズが重く、親指の豆も潰れて血がにじんでます。アドレナリンのお陰で痛みは感じませんが、もうとっくに限界は超えてます。
続々とゴールする人たちのフィニッシュコールが聞こえてきます。
ラスト１ｋｍ。
・・・・５月はちょっとした事情で練習ができませんでした。周囲からも反対されて、出場すら辞めようか本気で考えましたが、無茶なスケジュールを組んでなんとかここまで来ました。そんな諸々がここにきて蘇ります。
目の前がぼやけてきます。
ゴールが見えます。
左右にはものすごい観衆が応援を下さいます。もう、涙が止まりません。
いい年こいた３０過ぎのおっさんが泣きながらのゴールです。
最高の気分。
言葉にならない経験、お金で買えない事ってこういうことだと思いました。
そう、来年も出たいですね。
