2020年06月03日
ここ最近は
私の密着取材の仕上げに、ライターさんと一緒に生産者さん廻りしてます。
昨日は小田原の春夏秋冬、壇上さんの所に。
壇上さんとは非常に気が合うので、堆肥を貰いに行ったり、湘南ターブルでファーマーズディナーやったり仲良くしてます。
同じ歳ってのもあります。
壇上さんは私の尊敬する存在で、地域循環型養鶏と農業を実践してます。
養鶏に使う配合飼料は、自分の畑の規格外作物だけではなく、地元小田原の食品廃棄物を自家発酵させて鶏に食べさせてます。
例えば、小田原名物の蒲鉾の残渣や某羊羹屋さんの小豆の搾りかす、地元酒蔵が大吟醸作る時に削った米粉などをサイレージ化して与えます。
鶏が出す糞は自然に発酵堆肥となり、畑に有機肥料として撒いたり、私のようなモノがいただいたり。
他にも果樹園やったりして専業農家としてしっかりと経営されてます。
さすがは元銀行マン。
養鶏は卵の生産が主で、肉は私とやったイベントなどの時しか出回りません。
肉も旨いですよ。
湘南ターブルでは規格外の卵を頂いてトロトロプリンを作ってます。
卵や野菜の味が旨いのはもちろんですが、環境サイクルを考えた取り組みに賛同する部分が大きいです。
そろそろ密着も終盤になってきましたが、こんな時期に飲食の人間を書くってのはなかなかライターさんも難しいと思いますが、逆にこんな時期だからこそ、私という人間の本質が出ると思いますので、かっこ良くない所も情けないところも全部ありのままを曝け出して書いてもらおうと思ってます。