2019年03月01日
うむ、やはりな
今をときめく人気作家、東野圭吾大先生です。
映画化されたりドラマ化されたりと映像で観ることが多い作家の一人です。
どのストーリーも基本的に人が殺されてから、色んなバイアスがかかってどうするこうするって話がほとんどです。
バイアスってのが東野作品に通底するもの、それは家族愛と殺人です。
容疑者X、さまよう刃、真夏の方程式、麒麟の翼、そしてこの作品もテーマはまさに家族愛による殺人。
推理小説というよりもヒューマンドラマ的な要素が大部分を占めるあたりが堪らないのでしょう。
世間的には良いとされている作品を面白くないと感じてしまう自分の感性は捻くれているのだと再認識し、自己嫌悪しております。
横山秀夫先生の作品は非常に面白く、山崎豊子大先生の小説は何度読んでもシビれます。
多分、合う合わないという相性の問題かもしれません。
デビットリンチが好きって人にアブノーマルしか居ないのと同じ、好みなんてそんなもんです。