2018年03月22日
おおお!旨いやんけ!
皆さん、もう忘れてると思いますので再度ご説明。
テリーヌは元々保存食でした。
冬に入る前に飼ってた豚を潰して加工品にして冬のタンパク質を確保するのです。
すぐに食べるものもありますが、寝かせることによって、慣れたあじわいになるものもあります。
根本的に作り方から全く異なりまして、このテリーヌは2ヶ月間、冷蔵保存してました。
寒いヨーロッパならばテリーヌ型や瓶に入れたまま、地下室などで寝かせっぱなしです。
作りたての時には出てこなかった奥行きある味わいがかなり出てきてます。
生ハムやチーズは長い方が深い味わいですよね。これも同じことです。
1月に作ったものですが、そろそろ食べごろですので、今日あたりから出し始めます。
内容は地鶏とセップ茸です。
熟成と発酵によって、淡白な素材に圧倒的な深みがでます。
これは今は亡き、私の師匠のスペシャリテでして、師匠はさらに1ヶ月寝かせたものしか出しませんでしたが、私的にはこの辺りがいいのではと思ってます。
十分にアミノ酸が出まくって発酵してます。
5本しかないので、来月上旬で無くなると思います。
夏に食べるものでもないので、無くなったらまた来年ですかね。