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2017年06月23日

リドヴォ―いきます

Tシェフがパリで旨そうな料理を散々喰ってました。

そして私は池尻で羨ましくて羨ましくてシクシク泣きながらハチノスを煮込んでおりました。

せめて、それっぽい料理を作ってみよう。

それが私にできる精いっぱいの慰め。

リドヴォ―が大好物なんですけど、今回はブレゼではなくムニエルでいきます。

私もTシェフ同様、リドヴォ―はプレスするよ派です。

プレスするよ派と、面倒くさいからしないよ派に分かれますが、絶対するべきだと思っております。

下茹ですると味が抜けるから下茹でもプレスもしないよ派言い分とは真っ向からタイマン勝負です。

バターの海で泳がせる様にムニエルすると水分が抜けたぶん、ふっくらと仕上がります。

あとは生かすも殺すもソースが勝負。

しっかりと酒やビネガーを煮詰め、丁寧に引いたフォンを注ぎ、バターで繋いだ濃厚なソースをそえます。

最近はソースの無い料理が流行ってますけど、リドヴォーにも奇天烈な粉とか泡とかゼリーとか雑草とかアリンコで食べさせるんですかね?

やっぱ、主役のリドヴォーも皿の端っこに乗せるんですかね?

ビジュアルだけをパクるってのは、なんだかね。

 

足すことも引くこともできない料理ってのは、動かすことの出来ない旨さがあると思います。

 

 

 

やっぱり塊だね

長谷川自然豚が完売いたしましたので、今日から松阪豚です。

松阪牛で有名な松阪市。

松阪牛は見てるだけで胸やけしそうな超高級和牛ですが、私的にはヘルシーでエコノミーな豚のほうがよいです。

肉は200g以上食べないと旨さはわからんです。

ロースは特に脂をしっかりと焼き切って赤身の旨さをどこまで引き出すかが重要。

腰に近いロースの赤身はロゼより少しだけ若いほうが旨いですね。

リブロースに近い場合はロゼより少し火入れしたほうが、入り込んだ脂と筋の旨さが生きてきます。

今回も分厚く切り出して焼くため、2人前からとさせてもらってます。