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2014年10月03日

意外と元気

3時間チョイしか寝てないけど、結構元気です。
これが週末がっくりくるんだろうか。

今回の大阪は北海道で作っているポップコーンをお使い頂ける会社様への営業活動と、その会社様がお使いになっている機械を弊社も使わせてほしいというお互いによい話。

国産ポップコーンは、日本のポップコーン市場の1~2%。
外国のモノより、国産の顔が見える生産者の方がいいよね、少しづつこういうモノをお届けしていこうよ、と言うのがこのポップコーンプロジェクトのキモです。
北海道のコーンは農薬は使ってませんし、除虫も菊から抽出したエキスを撒くだけ。

でも、私はこうしたストーリーを宗教じみた感じで布教活動するのは嫌なんです。
野菜もそうなんですけど、すべてのモノを自然栽培、無農薬に置き換えてやっていくことは現状では不可能です。
それを無理やりやろうとすれば出来ますが、そもそも美味しいかどうかの判断基準から少しずれて、カルト教団の様な話になってしまいます。
とくにこれからの季節は野菜の種類が無くなってきます。自然栽培系は地味な根菜が中心。
そればっかり使っても地味なお料理しかできませんし、食べていただくお客さまも楽しくない。
これでは順番が違うと思うのです。

美味しくて、テンションあがる事が第一。
そして身体に良い、カッコイイ、オシャレ、農家さんとのつながりはそのあと。

美味いしオサレなお店のカッコイイ商品ね、あら、これってこういう野菜使ってて、こういう農家さんが一生懸命作ってるのね、また買おうかしら。
と言うのが本来の姿だと思います。

イタリアでは有機農法の野菜が50パーセントを越えてきてます。
日本はまだまだ1%。
好んで使う料理人と、好んで召し上がってくださるお客様がいて初めて、農家さんも安心して気合い入れて、こういう野菜に取り組んでくれるわけです。
農協が買ってくれない、売れるかどうか分からない野菜をリスク犯して作ってくれる人はいません。
道のりは長いですが、地道にやっていく事で何かが変わっていくことを期待していくだけです。